薬屋さんの走り書き〜薬の比較•選び方〜

薬局・ドラッグストア。たくさんある薬の中でどれを選べばいいか悩みますね。ここでは薬の違いや特徴、気を付けることなど紹介するブログ兼忘備録です。

熱中症のお話し

 


熱中症

 

毎年、ニュースで命を落とす方の話を耳にします。

しっかり予防、正しい対応をすれば命を落とすことはない症状です。

正しい知識をみなさんへお伝えするため・自身への備忘録としてここに熱中症についてまとめていきます。

f:id:mamoriuta:20210907162247j:plain

 

 

 

 

熱中症ってなに?

なんとなくはわかるけどきちんと説明するとこうなります

高温によって水分・ミネラルが失われた状態

高体温による体の機能の障害

かたい言葉なのでむずかしいですが、簡単に言うと暑すぎて体がおかしくなった状態です

 

熱中症、どんなときにおきる?

熱中症は気温が高い状態でおきる

特にこのような状況で発症しやすくなります

・高温下でのスポーツ労働

(高齢者では運動をしていなくても日常生活中で発症することも)

・体調不良時(発熱・脱水)

暑さに慣れていない状態(初夏など)

熱中症、どんな症状?

症状によって重症度を判断できます

Ⅰ度

(軽度)

めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗
筋肉痛、こむらがえり(筋肉がつった状態)

Ⅱ度

(中程度)

頭痛、嘔吐、全身の倦怠感
頭がぼーっとする(意識の低下)

Ⅲ度

(重度)

意識を失う、けいれん、高熱
発汗が止まる

 

 

熱中症かも!?どうしたらいい?

まずはこの3点を実施してください!

①涼しい場所へ移動

②体を冷やす(首、脇、足の付け根)

③水分補給(意識がはっきりしている場合に)

※必ず体温を測る

 

そのあとの対応はこちら

Ⅰ度の症状

①・②・③を行い安静、症状が回復すれば帰宅

回復しない場合は病院へ受診

Ⅱ度の症状

①・②・③を行う。すぐ病院へ。場合によっては救急車を呼ぶ

自力で水分補給できない場合は無理に飲ませずすぐ救急車を呼ぶ

Ⅲ度の症状

①・②を行う。

すぐ救急車を呼ぶ

意識の有無・呼吸の有無を確認

呼吸がない場合は仰向けに寝かせ、あご先を持ち上げ気道を確保し人工呼吸。

 

予防方法は?

①暑さを避ける

日常生活での対策

体に熱を蓄積させない

通気性・吸湿性・速乾性のよい衣服を着る

保冷剤、冷たいタオルなどで体を直接冷やす

室内での対策

エアコンを活用(扇風機だけだと不十分です)

遮光カーテン、すだれ等を使用

室温をこまめにチェック

屋外での対策

日傘・帽子を着用

こまめに休憩をとる

日差しの強い日中の外出を避ける

 

②こまめに水分を補給する

室内でも屋外でも。

のどが渇いてなくても。

水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給する。

 

マスクの着用でも熱中症のリスクが高まります

屋外でも他の人と十分な距離(2m以上)を取れる場合はマスクを外してもOKです。

 

まとめ

普段の生活の中で少し気を付けるだけで、熱中症を事前に予防できます

予防方法・対処法を知っておくと、自分だけではなく自分の大切な人の命を守ることにつながります

熱中症を甘く見ず、しっかり意識して行動しましょう