紫外線のお話し その1 〜そもそも紫外線って?
「紫外線」と聞くと、、
「日焼け・皮膚がんなどの原因!しっかり対策しないと!」と思いますよね
しかし、紫外線を避けすぎることも健康的にはマイナス
紫外線の正しい知識を身につけて、上手に付き合いましょう
紫外線ってどんなもの?
人体が浴びる紫外線は、通常「UV-A」「UV-B」の2種類があります
※「UV-C」は浴びると人体への影響が大きいですがオゾン層に吸収されるため地上には降り注ぎません
UV-A
UV-A(A領域紫外線)は、UV-BやUV-Cに比べて影響は小さいですが、多くが地表に届くため、長時間浴びると肌などに影響が出てきます
UV-A | |
特 徴 |
エネルギー(影響力)は低い |
貫通力が高い(ガラスやカーテン、曇り空ならある程度貫通、皮膚の深部に影響) | |
皮膚のシワやたるみなど肌の老化の原因 | |
肌が黒くなる日焼け | |
日焼けサロンの日焼け用紫外線 |
UV-B
UV-B(B領域紫外線)はオゾン層で吸収されますが、ある程度地表にも届き人体に悪影響を及ぼします
直接降り注ぐ光以外に、空気中や地面で反射して届く散乱光にも注意が必要です
UV-B | |
特 徴 |
エネルギー(影響力)は高い |
貫通力が低い(地上へ届く量は少ない、皮膚の表面に影響) | |
皮膚のシミやそばかす、赤い日焼け、皮膚癌の原因 | |
肌でビタミンDを作る(大切) |
UV-A・UV-Bの両方を、上手に防ぐことが自分の体を守る上で重要です。
紫外線が多い時期、多い時間帯は?
紫外線はやはり日差しの強い夏、そして昼の時間帯に一番多くなります。
4月頃から紫外線量が増え7〜8月にピーク、10月ごろまで高い状態が続きます。
冬と比べると夏の紫外線量は、約5倍。
特に真夏の昼時にはしっかり紫外線対策をしましょう
月ごとの紫外線量のグラフ
真夏の1日の紫外線量のグラフ
紫外線が多い場所は?
海辺やスキー場
紫外線が空気中や地表で反射する散乱光があらゆる方向から降り注いでいます
帽子をかぶるだけではなく日焼け止め、サングラスを着用ししっかり体を守りましょう
高い山
標高が1000m上昇するごとにUV-B量が10%以上増えます
高い山は雪が積もっていることが多く紫外線の散乱光にも注意が必要です
まとめ
紫外線対策を怠ったり、間違った方法で対策してしまうとお肌や体に思わぬ悪影響が出てしまうことがあります。
正しい方法でしっかり紫外線対策をしましょう